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| 現在、日本の経済・産業構造は大きく揺れています。長引く不況による人員削減に伴う過重な労働負荷などで、労働者は強い心身のストレスにさらされていると言えます。加えて、雇用不安や成果主義の人事評価など、雇用を取り巻く状況が一層厳しくなっています。過労死・過労自殺も問題になっており、職場では、メンタルヘルス(心の健康)対策に向けての取り組みをしているところが増えています。
しかし、従業員は職場内に相談窓口があっても、「心の病気にかかるのは弱い人間だ」という偏見に負けて足を運ばないこともあるようです。また、上司は休職中の部下にどのように対応してよいかわからないという声も聞かれるのも事実です。 |

職場の問題で多いものの一つに対人関係のトラブルがあります。
上司、同僚、部下との間で起きる、さまざまなトラブルはストレスの要因にもなります。
主に、職場内でのいじめ問題から、セクシャルハラスメント(性的いやがらせ。性的脅迫)、パワーハラスメント(職務権限・権力等を利用する嫌がらせやいじめ)などで、毎日顔を合わせる以上、我慢しているのが現状です。
次第に相手のことを過剰に意識するようになり、近づいて来るだけでも不快感、恐怖心などを抱き、また何か言われるのではないか、また怒られるのではないかなどと思ってしまいます。そのうち相手の顔を見るだけでも嫌になってしまい、仕事をしていく上でも支障をきたしていきます。そのため、精神的ストレスが日々蓄積されていきますので、身体に影響を及ぼしていき、腹痛、下痢、頭痛、微熱、脱力感などの症状が表れます。ひどくなると不眠症、神経症、不安症、うつ病などの症状を引き起こしてしまいます。また、一度でも出社拒否、無断欠勤、退職などをしてしまうと、働くこと自体が嫌になってしまい、まったくやる気がなくなってしまいます。そのうち自分の殻に閉じこもるケースも少なくありません。
根本的な改善策としては、組織全体として取り組む必要があります。「相談しやすい職場内の体制づくり」はもちろんのこと、職場内での従業員の個人ケア(心理カウンセリング)やメンタルヘルスに関する研修も重要です。職場のメンタルヘルスは、本人が自分の心身の不健康状態に気づき、早めに社内窓口あるいは、社外へ相談することも必要ですが、周囲の人も「積極性がなくなる」「声が小さくなる」「遅刻や欠勤が目立つ」などの兆候が見られたら、速やかに声をかけ、相談にのることが大切でしょう。
例えば「人にものを頼む時、命令口調でなくて、こうしてくれるとうれしいんだけど」と相手の存在を認めながら柔らかく話してみる。良好な人間関係をつくることがストレスと上手に付き合う方法の道でもあります。
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リストラの悩みは、将来の不安です。
会社のためにがんばってきたのに、いきなりリストラされるため精神的ショックは計り知れません。
それが原因で、精神状態が不安定になり、まったくやる気を失う、人が変わったように暗くなる、独り言が多くなる、アルコール依存症、過食症、拒食症、睡眠障害、不安障害、社会不安障害、うつ病になる人も少なくありません。最悪は自殺するケースもあります。リストラの悩みは、とても深刻で難しい問題ですが、本人で何とか解決するしか方法がないのも現実です。一人で抱え込まず他者と関わることにより、様々な情報提供による支援や新たな道が開かれる可能性はあります。
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