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- いじめについて
- 友人関係について
- 非行、家庭内防量国ついて
- 「キレる」について
- 虐待について

学校の悩みで多いのは、いじめ、不登校、友人関係の問題です。
いじめの内容はさまざまで、暴力、無視、陰口、金銭の要求、性的嫌がらせなどです。最近では、インターネットの掲示板、ブログ等に誹謗中傷を書き込むなどして言葉の暴力が巧妙化しています。
いじめを受けた人の精神的ショックは計り知れず、心に大きな傷となってしまいます。抵抗できず何度もいじめを繰り返し受け続けると、相手に対し恐怖心とともに憎悪や殺意が生まれていきます。
その時の精神状態はとても不安定で絶望感に浸り、自分の閉じこもることもあります。
また、いじめが原因で、不登校、不眠症、神経症、不安症、うつなどの症状になることもあります。自殺に追い込まれるケースは少なくありません。
いじめの悩みはとても深刻で難しい問題です。
まずは、本人が一人で悩まないで誰かに相談する勇気をもつことです。そして、周囲が本人の変化に気づき、一刻も早く心に寄り添い、支援することが必要です。本人にとって安全・安心できる空間の中で自己受容することができれば、問題解決の一歩となります。
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友人関係では、対等な人間関係が保てずコミュニケーションが悪化するケースが多いです。主従関係ができ、断りたくても断れず、苦しむ人もいます。いじめに発展する可能性が高いです。
いじめられることを恐れて、いじめに加担するケースも少なくありません。
対等な人間関係を築く上で、自分を大切にした上で相手を尊重した自己表現方法(アサーション)を身につけることも有効です。
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戦後間もなく、少年非行の原因は「頑固で非民主的な父親とか、母親の過保護が不登校の原因とか、父の無力化が家庭内暴力に…」などと報道されることがありました。これらは、単に直線的な因果論に過ぎず、解決にあたっては意味を持ちません。
私たちカウンセラーは、子供の問題行動の原因を直線的に捉えるのではなく、円環的に捉えるシステムズ・アプローチの概念を用いることがあります。
子供を取り巻く環境は、家族、親子関係、学校、学級、クラブ、友人関係、教師関係、習い事集団など、様々なシステムが相互に関わり合っています。そうした、システムとの関係をていねいに把握し、そのシステム内でのコミュニケーションや構造にアプローチする働きかけをします。特に、家族療法では、家族のコミュニケーションや構造に変化をもたらすことで改善を試みるやり方です。
問題行動とその本人だけに問題解決の糸口を求めることは、根本的な解決にならないことがあるからです。
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1997年神戸市児童連続殺傷事件、2004年小6児童殺傷事件、2008年秋葉原通り魔事件など悲惨な少年犯罪が起きました。ともに心を追い詰められた子供たちによる事件です。
当時、授業中、「静かにしなさ」と注意された瞬間、カタカタ震え、「キレるー、もうダメー」と言いながら教師につかみかかった生徒がいました。彼は暴力を振るったときのことを覚えていませんでした。
また、ある教室では、「ざけんじゃねえ」と言いながら、女性教師の胸や背中など数か所を刺しました。「カッとなって、おなかの近くを刺した」「あとは夢中だった」と少年は語っています。
これは、子供たちがキレた時の様子です。優勝劣敗という価値観、いじめられる方も悪いという考え方、一度レールをはずれたら復活できないという恐怖感、偏差値によるレッテル貼り・・・。親からも学校からも友人からも監視されているような状況にあれば、あなたはどう思うでしょうか。「イラつく、むかつく、うっとうしい」これがある中学生の日常使われていた言葉だとしたら、その言葉が「キレる」に変化するのはどういう瞬間でしょう。
心の感情を受け止めるコップの中は、日々の「イラつく、むかつく、うっとうしい」でどんどん溜まっていくでしょう。この心のコップにストレスが溜まれば溜まるほど、息苦しくなってきます。いらいらしたり、寝付けなかったりすることから始まって、自律神経のリズムがくるって腸の調子がおかしくなったり、不眠症になったり、頭痛や胃通に悩まされたりと体の不調となって表れます。そして、自分でも気づかないうちに、コップの水がいっぱいに溜まり、何とか心のバランスを保っているぎりぎりの緊張状態の中で日常を過ごすようになります。
そこへ、一滴ぽたっと落ちてきたとします。すると、一挙に感情があふれ出す。これが「キレた」という状態です。キレたときは、抑えていた感情が爆発的にあふれてくるので、その感情の津波に飲み込まれて自分をコントロールできないままに事件を引き起こしてしまうことになるのです。よく、なんでもないのにキレたとか、なぜああいうことをしたかわからない、と言われることですが、原因をその直前の出来事に求めても意味がありません。その出来事は単なるきっかけに過ぎないからです。そこまでストレスをためてきた日常的環境を探る必要があります。たまった気持ちは受け止め手がなければ吐き出すことができません。受け止める相手が必要なのです。
決してひと事ではありません。みなさんの心のコップはどのような状態ですか?
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最近、虐待のニュースを多く耳にします。幼い子供たちがどれほど傷ついているか、その残酷さに胸が痛みます。「三つ子の魂百まで」と言いますが、心理学では3歳までに受けた心の傷や愛情がその後の人間形成に大きく影響すると言われています。純真無垢な赤ちゃんは、生まれると母親に抱かれ、密着した中で親子の信頼関係が築かれます。喜怒哀楽をぶつけても母親に甘え受け入れられてもらうことで、赤ちゃんは母親を信頼し、心の安定を獲得します。
しかし、生まれて初めて接する人(親)から望ましくない関わりを受けてしまったら、大きな絶望感を感じます。親から受けた虐待がその子の心に大きな傷となります。そして、大人になっても心の中に大きな傷となって残り、人に対して不信感を強く抱き続け誰にも心の中を見せず、一人で長い間苦しむことになります。その結果、決して自分から心を開こうとしないので、人間関係もなかなかうまくいかず孤独でいることが多いのです。子供は親から受けた虐待を、心の奥底にしまいこんでいるので、大人になって似たような状況に陥ると、そのときの光景がフラッシュバックのようによみがえり、パニック症状を引き起こすこともあります。
その影響で、不安症、不眠症、うつ病などの症状になることもあります。
しかし、虐待を受けた子供も苦しんでいますが、虐待をした親も長い間苦しんでいるのも事実です。
子供に暴力をふるう原因の一つとして、親自身が子供時代に受けた「心の傷」が、関係するという考え方があります。小さい時に自分の親から暴力を受ける等の経験をもつ親は、自分の子供を虐待しやすい、という世代間連鎖が指摘されます。人は皆、年齢ごとの記憶を写した写真集を心の中にもっています。母親は子供と一緒にいるとき、その子と同じ年齢だったころに自分が見た光景の写真が浮かび上がります。母親もその年齢の心に戻るのです。4歳の子といれば4歳の子に戻ります。赤ちゃんと一緒なら無意識のうちに自分の赤ちゃんのイメージが広がります。暴力を受けた思い出が刻み込まれていれば、自分で意識しなくてもそれと同じ行動をする可能性があります。
この虐待を受けた親が、その連鎖から逃れるためには、信頼できる人にこれまでの歩みを受け止めてもらいながら、つらい思い出を吐き出すことです。親に叩かれたこと、愛されなかったことを話してゆくうち、心が整理されかなり楽になります。そうすれば幼い時のつらい写真は、楽しかった赤ちゃんの写真に置き換わるでしょう。
世の中の赤ちゃんの心の中に楽しい写真集が残ることを祈っています。
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